昨日家に帰ると珍しく留守電のランプが光っていた。
内容は出産おめでとうのメッセージで、携帯だと病院にいては取れないだろうから、家電に連絡してくれたとのことでした。
大変興奮しているらしく、最初は名前しか名乗ってくれなかったもので、途中で「あ、奥様の高校時代の友人の者です」言われるまで、というか言われても誰かわからなくて困りました。
誰かわからない人から「おめでとうございます」とか言われてもなんか微妙。
「また、夜にでもお電話させていただきます」とのことだったので、まぁ、その時に詳しく聞けばいいや、と思ってました。
出産はおろか、結婚すら、もっというと彼女すらいないのに。
 
しかしこの人、電話番号が間違っている(正確にいうと前にこの番号を使っていた人にかけている。ピザ屋もいつまでも前の人の住所と名前を繰り返しやがります)のに気付いていないようで、ちゃんと夜遅くに電話がかかってきました。
「あの、私さきほど留守番電話にメッセージを残してましたXXと申しますけれども、このたびはおめでとうございました。」
いやさぁ、最初に「○○さんのお宅でしょうか?」とか言わないんだもん。
え、あ、ありがとうございます。
って言っちゃったじゃん。
 
もちろんその後電話番号が違っていることを教えたんですが、せっかくなので詳しく聞こうと思いまして。
以前のこの電話番号の持ち主の名前は知っていたので(ピザ屋が言ってた)
「あのー、ちなみに○○さんは初めてのお子さんなんでしょうか?」
と聞いてみた。どんなリアクションがかえってくるかと心配したんですが
「えぇ、一人目ですよ。」
とのこと。しかも聞いてないのに
「男の子だそうですよ。あ、それは前に調べてわかってて…」
あーそうですか。
聞いた俺も俺ですけど、そんなこと聞いてどうリアクションすればいいんだ…
これ以上、そんなことを話しても面白いリアクションはとってもらえなさそうなので
「まぁ、僕がきてもしょうがないんで、早く本人に電話してあげてください」
「あ、そうですね。お家の電話番号ってわかりますか?」
 
……わかるか!!
 
 とりあえず、オカダさん、ご出産おめでとうございます。