パニクった

会社に行こうと駅へ向かうと、昨日一昨日の雪で道はグショグショ。着いたのはギリギリの時間でした。
が、みな改札に入っていかない。
なんだろうと改札の横に立てかけられたホワイトボードをみたら「運休」の文字。
アナウンスでも何の理由だったかよく聞こえなかったのですが、とにかくこの時間の電車は運休で次の電車まで来ないらしい。都会みたいに次の電車がすぐ来たりはしません。かといってそんなに田舎でもですよ。わずか1時間待ちでしかないです。
とはいえ1時間待ったら遅刻です。きっと会社のみんなも寂しがります。
隣の駅まで行けば乗換えになるのでタクシー行くことにしました。障害者の僕には割り引きチケットもあることですしね。
 
さて、どうせタクシーに乗って隣の駅まで行くんだから一緒に行く人イナイカナー?乗せてくよー? なんて親切心出そうとしてあたりを見回してみたんですが誰が隣の駅まで行く人なのかサッパリわからない。かといって皆見てる前で「隣の駅まで一緒に行く人ー!」とか手を挙げれるほどの度胸もないし…
そしたらちょうど改札に入っていこうして駅員に止められている2人組みの女子高生がいて、その制服を見たところ学校は隣の駅が最寄り駅です。
この娘達だったら行き先が同じなはず。まじめに学校行くという前提ですけども。
「隣の駅までタクシーで行くんですけど一緒にどうですか?」と思い切って聞いたら「いいんですか?ありがとうございます」とのこと。もしかして今日っていい日? 2人とも結構かわいいし。いや、だから声かけたわけではなくて、その、行き先が一目ではっきりしてるのが彼女達だけだったわけで、決してヘンな気があったのではないんですよ。
ではタクシーへ。障害者なのにレディーファースト…って、なんで後部座席奥に詰めてくれんのだろう? 3人で座る気? えー!右側ぎゅってなるかも! チャンス! なのに! どうして助手席に乗った! むしろ挟まれろ!
それでも貴重な女子高生との会話を楽しみながら駅に着きました。楽しい時間をありがとう。なんか、きっとキャバクラって楽しいんだろうな。
 
乗り換えした電車は問題なく会社近くの駅に着きました。
「そういえばいつも同じ電車でうちの会社に来てる女の子、遅れるんだろうなぁ」
と思ったら会社の玄関で一緒になりました。
「おはようございま――って、電車ダイジョブだったんですか!?」
「おはようございます。電車?大丈夫でしたけど?」
とアッサリ。
どういうことかと思い、事務所に入るなりインターネットで運行状況を調べました。
すると「運休」の「う」の字もありません。
これはどういうことでしょう?
もしも…もしかしてもしかすると、僕は大変な間違いを犯していたりしないだろうか?
運休なんかしていなかったとしたら? していたとしても上り下りを間違っていたとしたら? 女子高生は別に駅員になんか止められていなかったのでは?
もしそうだとしたら大変なことになります。
女子高生に知らんオッサンが「タクシーで駅まで送ってあげるよ?」とか言ってたわけです。恐怖! 羞恥! 赤面!
いや、でも困ってなけりゃ女子高生も乗らないわけだし…
いやいやJR自体が運休なんて言ってないんだし…
 
明日、駅員に本当に運休だったのか聞きに行きます。
 
 
後日駅員に聞いてみたら、ちゃんと運休だった(ちゃんと運休?)とのことでした。
どうせネットにのせるんだったら全部のせといてよ。 凄い不安だったんだから……